ケトーシスって何?

ケトーシスとは、脂質の代謝が増えたり、糖質の代謝が減ったりすることによって、「ケトン体」が体内で分解できずに溜まっていく症状(代謝異常)を指します。

ケトン体は、血液中のインスリンが極端に減少したときに分泌される物質であることから、特に糖尿病患者はケトーシスに注意が必要です。

ケトン体は酸性なので、血液を酸性に近づけ、やがては臓器の機能が低下する恐れがあります。

ケトーシスによって臓器の働きが低下すると、やがて脳にまでその影響が達し、昏睡状態に陥ることもあります。

ケトーシスの原因としては、栄養の偏りが挙げられます。

例えば、ダイエットのために炭水化物を極端に減らして、大豆タンパクなどを過剰にとり続けると、ケトーシスになる可能性が高まります。

人間は通常、糖質をエネルギーに変えて機能していますが、糖質の材料となる炭水化物が不足すると脂肪やタンパク質を「代替品として」エネルギー源にします。

脂肪やタンパク質をエネルギー源として分解する際に作られる物質がケトン体であり、ケトン体の過剰分泌がケトーシスという異常代謝を招きます。

この作用を逆手に取ったのが「ケトーシスダイエット」です。

ケトーシスになると多尿症になるため、体の水分が急激に減少します。

よって「体重」は減るのですが、「体脂肪」が減ったわけではありません。

あくまで必要な水分が排出されただけで、本当の意味で「痩せる」わけではないのです。

健康面にリスクを伴うので、こうした無理なダイエット方法は控えてください。