クロス取引とは?

クロス取引とは、有価証券などをいったん売却して、同じものを同数同価格で買い戻す取引です。

一見すると、まるで意味のないように思えるものですが、クロス取引にはしっかりとしたメリットがあります。

ただしクロス取引は、個人がするものなら問題ありませんが、法人がこれをしようとすると違法だということは覚えておいてください。

クロス取引のメリットを活かして儲けようとしても、法人ではできないということです。

例えば、200万円で購入した株が150万円になって、損が出ている場合があります。

この株をまず150万で売って、その後買います。

結果的に株式が手元にあるということで、実際には取引前後で状態は変わりません。

しかし手数料が発生するので、このままだと損をしてしまいます。

しかしここからが、クロス取引のポイントです。

手元にある株式は変わらず、手数料だけかかってしまいました。

しかし50万円の損失が出たということが、確定しているのです。

こうなると損失が通算されているので、税金がかからないのです。

手数料と税金のどちらが高いのかというと、間違いなく税金の方が高いです。

クロス取引をすることによって、手数料分の損失は発生しましたが、節税することに成功しました。

このようなことができるので、クロス取引は法人がすることを禁止したのです。

クロス取引は裏技的なことですが、場合によっては大変なことになってしまうので、注意してください。